オカルト
医師をしているKさんから奇妙な話を聞いた。 Kさんは脳神経外科の医師で、主に認知症の老人を担当している。病棟に入院中の患者さんの多くが80代以上で、医師であるKさんを認識していない(できない)状態の人も多いと聞いた。 そんな中、K医師を自分の息子だ…
Yさんから奇妙な話を聞いた。 Yさんには姉がいて、ある週末、お姉さんの部屋で漫画を読んでいると、突然、ドーン!!!という大きな音が天井から聞こえた。 「何の音!?」 びっくりしてお姉さんを見ると、お姉さんは壁にかかった時計を見て、「え?知らなか…
件の友人Aが転職を考えていることは先述<困った同僚>に記載した通りだが、資格もあることだし条件さえあえばすんなり決まるだろうと思う。 壮行会の後、まだ夜の11時前だっただろうか、とにかく終電までまだあるし、そもそも友人Aは自転車で来ているという…
枕元に男が現実にいる、という主張ではなく心霊現象かも?と友人Aが認識しているという安心感から、私は話題を変えて仕事の悩みとやらを聞いてみた。 新たに配属されてきた3つ年下の女性とのソリが合わないらしい。 その女性は便宜上Bさんとする。 Bさんは友…
友人Aが独り暮らしをしているマンションに泊まりに行ったときの話。 前回、冷蔵庫が夜中に動くから寝る前に真言を唱えている、という友人Aの家に、また泊まりに行くことになった。 推し活に誘われてのことだった。あと仕事で少し悩みがあるらしい。 友人Aが…
友人Aの部屋に泊まった時の話をしようと思う。 友人Aとは学生時代に知り合い、疎遠になりがちな私をいつもそっと支えてくれていた。 とても聡明かつ優しい女性で、お互いの実家にも泊まりに行くような仲良しだった。 今では年賀状程度の交流しかないが、それ…